河川ポンプ設備更新検討事例集
平成8年3月
河川ポンプ設備は、洪水時の内水排除を目的とした河川管理施設の重要構造物であります。
現在、その数は建設省の直轄管理施設で約250機場、都道府県等所轄の管理施設で約200機場に達しています。
これらの河川ポンプ設備の点検・整備は昭和63年11月に制定された「排水機場設備点検・整備指針(案)」により実施されています。
しかし、近年、設備設置後の経過年数が長くなり、設備の老朽化や機能の低下が懸念されるため、建設省においては、設備全体の総合的見直しを含めた更新・改造の検討を行い、河川ポンプ設備の信頼性確保と機能保全の一層の向上を図る目的で「河川ポンプ設備更新検討要綱」(平成6年1月)が通達されました。
さらに、この要綱の具体的な検討の手順・方法を解説した「河川ポンプ設備更新検討マニュアル」が(財)国土開発技術研究センターより発刊されています。
本事例集は、「河川ポンプ設備更新検討要綱」に準拠して、河川ポンプ設備の更新などの検討を進めるにあたり、代表的な実施事例を用いてその手法を解説したものであり、実際に検討を行う際の参考書としてようやく・編集したものであります。
なお、本事例集に用いた事例は、実例を組み合わせて分かり易くまとめたもので、本文中に示されている写真や図面などは実際の排水機場とは関係ないことを申し添えます。
― 目 次 ―
事例Ⅰ 冷却水系統に不具合が多発している例 事例Ⅱ 運転操作方式が陳腐化しており、熟練操作が必要とされている例 事例Ⅲ 流域の環境変化により、現状設備では対応が困難となっている例 事例Ⅳ 設備に老朽化が見られる例
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体裁等:B5版 約170頁 4,500円(消費税込み・送料別)
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